

社会が急速に発展する現代、人間活動と自然要因が互いに影響し合いながら、私たちの暮らしや自然環境は大きく変化しつつあります。人間にとって自然の存在は、畏敬や愛着の対象である一方、畏怖や警戒、さらには支配の対象ともなり得るものであり、その結果、両者の関係はより複雑なものとなっています。
このような時代状況の中で、水上卓哉(1990~)は自然を独自の視点から捉え直して描く作家です。描かれるモチーフは、普段私たちの目に留まらない小さなものから、見慣れたはずなのにどこか新鮮に映るものまで多種多様であり、生命力に満ちた存在として画面に現れます。これまで水上は、奄美大島をはじめとしたさまざまな場所を訪れ、現地の人々との交流を通して制作や生きることへの感覚を育んできました。こうした視点に至った背景には、交通事故で生死に深く向き合った幼少期の経験があります。水上は過酷な経験を通して、人間と自然の境界を超えて、地球上に存在するあらゆるものをひとつの“いのち”として捉えるようになったのです。
本展では、ギャラリーにて個展を重ねてきた水上にとって、初の美術館での開催となります。これまでの制作活動を振り返り、“いのち”の存在やつながりを見つめ直すことで、時代が変化してもなお息づく生きることの確かさについて考えるきっかけとなるでしょう。
2026年4月25日(土)~6月21日(日)
10:00〜19:00(入館は18:30まで)
月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
一般 500円(450円) 中学生以下無料
・( )内は各種割引料金(20名以上の団体、清須市立図書館貸出利用カード提示者など)
・各種障がい者手帳等提示者及び付添人1名は無料
清須市はるひ美術館
中日新聞社
関連イベント
・水上卓哉によるギャラリーツアー (事前申込不要)
4月25日(土)10:00~10:30 / 5月5日(火・祝)14:00~14:30
美術館展示室1、2
・紅茶インク作りワークショップ 定員:20名
要事前申込・先着順
5月17日(日) 14:00~15:30
美術館2Fオープン展示スペース
当館までお電話ください(052-401-3881)
・高北幸矢館長アートトーク 定員:50名
要事前申込・先着順
5月23日(土) 16:00~17:00
清須市立図書館2F研修室
当館までお電話ください(052-401-3881)
・米田みのりの奄美シマ唄ライブ (事前申込不要)
6月6日(土) 11:00~11:30 / 14:00~14:30
美術館展示室2
・水上卓哉による公開ドローイング (事前申込不要)
不定期
美術館2Fオープン展示スペース
※最新情報は当館公式Xをご確認ください
出演者略歴
米田みのり Minori Yoneda
水上卓哉 Takuya Mizukami

《白百合の郷(沖永良部島)》2026年

《地球の手紙(昇竜洞)》2025年

《Blue Eyes(ピラルク)》2018年

《奄美 森のうた》2024年

《ここにあるもの2》2014年

《いのちの大樹(武名のガジュマル)》2024年

《いのちもえいずるところ(奄美のカエル)》2025年

《変幻》2021年

《白百合の郷(沖永良部島)》2026年

《地球の手紙(昇竜洞)》2025年

《Blue Eyes(ピラルク)》2018年

《奄美 森のうた》2024年

《ここにあるもの2》2014年

《いのちの大樹(武名のガジュマル)》2024年

《いのちもえいずるところ(奄美のカエル)》2025年

《変幻》2021年
