展覧会情報
清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.100 瀨川 寛 展「大地と耕地」

清須市はるひ美術館では1999年の開館以来、新たな才能の発掘・育成を目指し、絵画(平面作品)の公募展を継続して開催してきました。「アーティストシリーズ」は、この公募展で高く評価された作家から厳選し、1名ずつ個展形式で取り上げる展覧会です。

今回は、2021年4月~6月(審査は2021年2月)におこなわれた公募展「清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ」の受賞者のなかから、寺本明志、瀨川寛、古橋香をご紹介します。シリーズを通して作家それぞれの個性を改めてお楽しみいただければ幸いです。

▶ 展覧会チラシ

▶ 出品作品リスト

Vol.100 瀨川 寛 展「大地と耕地」 2023年1月7日(土)~2月5日(日)

●プロフィール
瀨川 寛(せがわ・ゆたか)
1956年東京都生まれ。2022年第40回 上野の森美術館大賞展 入選、2021年第56回 神奈川県美術展 準大賞、2020年FACE 2020 損保ジャパン日本興亜美術賞 入選、2018年全国公募 第2回 日美展(絵画部門)大賞・外務大臣賞、公募-日本の絵画2018 佳作賞など。
清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ審査員賞〈高北幸矢〉

●作家の言葉
出張などで飛行機に乗るたびに、眼下に広がる田園風景に見惚れ、絵に描きたいと長年考えていました。
現在、グーグルアースなどの衛星から送られてくる画像を手掛かりに、キャンバスに向かっています。
人間が作ってきた耕地は、どこまでも広がろうとしていますが、森や河川は、大切にされ絶対的に存在しています。
稲や野菜や牧草の恵みを頂くために、大地がもたらす恩恵と共存していくことの重要さが、当然のありようのように地形をつくり、その形と色が、美しいと私は感じているのではないかと思います。
それは、自然の力から収穫を得る、人間の数千年に及ぶ知恵でもあり、人間がこれ以上自然に逆らってはいけない、単純な映像を見ているのではないかと思います。

《耕地/中標津町》アクリル、キャンバス 130.0×162.0㎝ 2020年

《耕地/中標津町》
アクリル、キャンバス 130.0×162.0㎝ 2020年
※清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ審査員賞作品

《水田/象潟町 横岡》アクリル、キャンバス 162.0×130.0㎝ 2022年

《水田/象潟町 横岡》
アクリル、キャンバス 162.0×130.0㎝ 2022年

《雪田/西和賀町》アクリル、キャンバス 116.7×116.7㎝ 2021年

《雪田/西和賀町》
アクリル、キャンバス 116.7×116.7㎝ 2021年

《耕地/中標津町》アクリル、キャンバス 130.0×162.0㎝ 2020年

《耕地/中標津町》
アクリル、キャンバス 130.0×162.0㎝ 2020年
※清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ審査員賞作品

《水田/象潟町 横岡》アクリル、キャンバス 162.0×130.0㎝ 2022年

《水田/象潟町 横岡》
アクリル、キャンバス 162.0×130.0㎝ 2022年

《雪田/西和賀町》アクリル、キャンバス 116.7×116.7㎝ 2021年

《雪田/西和賀町》
アクリル、キャンバス 116.7×116.7㎝ 2021年

会期

Vol.99 寺本 明志 展 2022年11月26日(土)~12月25日(日)

Vol.100 瀨川 寛 展 2023年1月7日(土)~2月5日(日)

Vol.101 古橋 香 展 2023年2月11日(土・祝)~3月12日(日)

開館時間

10:00〜19:00(入館は18:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
12月27日(火)~1月6日(金)

観覧料

一般 200円 中学生以下無料
※20名以上の団体は1人160円
各種障がい者手帳等提示者は無料(付添者は1人100円)

主催

清須市はるひ美術館

関連イベント

● クロストーク
 瀨川寛×高北幸矢(清須市はるひ美術館館長)

日時:

1月7日(土) 14:00~

場所:

清須市はるひ美術館

申込:

不要

● 瀨川寛 アーティストトーク

日時:

1月21日(土)、2月5日(日)
各日14:00~

場所:

清須市はるひ美術館

申込:

不要